2025年3月末頃より、SNSで「西村博之(ひろゆき)さんが日本銀行に提訴された」というショッキングなニュースを見かけた方もいるかもしれません。

あの記事を見たときは、驚きました!
結論から言えば、この情報はフェイクニュースであり、投資詐欺への誘導を目的としたものです。
今回は、このニュースの真相と投資詐欺の手口を公開します。
「西村博之が日本銀行に提訴された」というニュースは本当か?
現時点(2025年4月)において、西村博之氏が日本銀行に提訴されたという事実は確認されていません。


SNS広告に表示されるこれらのニュースは、主にFacebookやInstagram、YouTubeの広告枠を使って拡散されています。
見た目は本物のニュースサイトそっくり



見分けがつかないくらいだから、騙されないでね!
西村博之のようにSNSで広がる詐欺広告の特徴
実在するニュースサイトの見た目を模倣
読売オンラインも注意喚起を出しています




偽広告は、じっくり読まないと公式サイトのような書き方をしているので見分けがつきません。
- 「読売新聞」や「gooニュース」「Yahoo!ニュース」のロゴを無断使用
- サイトデザインも似せているが、URLが全く異なる
- 本物のニュースでは見られない不自然な文章構成



今の時代は、流し読みをする人が多いからそれもわかって作っているんだろうね。じっくり読まないと気づかないかも!
有名人の画像と発言を捏造
記事では、西村博之さんが「生放送中に資産運用の秘密を漏らした」として提訴されたと書かれていますが、これは完全な捏造です。





ひろゆきさんが資産運用の秘密を漏らすわけないのにね。



普通に考えたら怪しいと思うんだけど、ひろゆきさんってところが人が信じちゃうポイントなんだろうね。
こういった類の記事については、一度調べてみるといいと思います。
実際のところ、大きなニュースになるような内容ですがどこのニュースでも取り上げられていません。
ポイント!
- YouTubeなどの公式チャンネルで確認しても、該当する発言はない
- 発言の口調や文体が本人と一致していない
実際に誘導される詐欺プラットフォームとは?
代表的な詐欺プラットフォーム名
- Delta Seicho
- Funnel Epsilon
- Anacerbit App





1000%以上のリターンって…怪しさしかない。
これらのサイトでは、「AIが自動で資産運用をしてくれる」と説明されますが、日本の金融庁には未登録の業者です。
詐欺の流れの一例
- 偽ニュースサイト内のリンクをクリック
- 名前・電話番号・メールアドレスなどを登録
- 外国人オペレーターから電話が来る
- 最低3~4万円の入金を要求される
- 取引開始後、さらなる追加入金を求められる
- 最終的に出金できず、全額を失う
簡単に書きましたが、相手はプロの詐欺師なので登録までしてしまった人は、その後の電話には出ないようにしましょう!



振り込まないようにね!
西村博之の件と類似した詐欺広告に使われた有名人たち
以下の著名人も、同様の手口で詐欺広告に名前や写真が使用されています。
- タモリさん
- 小島よしおさん
- 柳井正氏(ユニクロ創業者)
- 千鳥の大悟さん
- 石破茂氏
- 山田花子さん






これらはいずれも事実ではありません。
騙されないためのチェックポイント
以下のポイントを確認することで、詐欺かどうかを見抜く手助けになります。
- サイトのURLが「yomiuri.co.jp」「news.goo.ne.jp」など公式か?
- 過激な見出し(例:「逮捕!」「暴露!」「〇〇の末路」)に注意
- 記事の最後に怪しい投資リンクがないか?
- 登録を急がせるような表現があるか?



こういう内容は、登録を急がせるような表現、煽り表現をよく使う印象があるよ!
怪しいと感じたらすぐに相談を
消費者ホットライン「188(いやや!)」
最寄りの消費生活センターに繋がる全国共通の3桁ダイヤルです。
警察相談専用電話「#9110」
身近な警察署の相談窓口につながります。
まとめ
「西村博之が日本銀行に提訴された」というニュースは、SNS上の詐欺広告にすぎません。
見た目はニュースっぽく作られていますが、実際には投資詐欺への誘導を目的とした偽サイトです。
✅覚えておきたいこと
- 本物に見えても、URLや内容でフェイクとわかる
- 有名人の名前と発言はほぼ100%捏造
- 被害に遭う前に、「疑う」「調べる」「相談する」
冷静な判断で、詐欺に巻き込まれないよう気をつけましょう!



最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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