今回は、宿泊予約サイト「アゴダ」が度重なるトラブル報告にも関わらず、なぜ運営を続けられているのか、その理由を6つに絞って調査しました。

今まで問題なく利用できてたから、このニュースには驚いてるよ。
2025年に入ってからもトラブルの声は絶えず、有名ホテルチェーンや高級リゾートまでが注意喚起を行う事態となっています。では、なぜそれでも利用者が絶えないのでしょうか?
アゴダが続けてこられた理由1:価格の安さが武器


アゴダでは「期間限定割引」や「今だけ10%オフ」などの強烈なキャンペーンを頻繁に表示しています。
比較項目 | アゴダ | 国内予約サイト |
---|---|---|
表示価格 | 最安値表記が多い | 標準料金が中心 |
クーポン制度 | 豊富 | 限定的 |
手数料表示 | 不明確な場合あり | 明確に記載あり |
実際には手数料が上乗せされていたり、キャンセル不可であることもありますが、表示価格だけを見れば「お得」に見えるのが特徴です。



あと、CMもいい雰囲気で作られてるから、いいサイトなんだと信じ込んでいたよ。



バナナマンさんたち、知ってたのかな??被害者だよねぇ。
アゴダが続けてこられた理由2:世界中に展開する巨大ネットワーク


アゴダはBooking Holdings傘下のグローバル企業であり、世界中の宿泊施設を取り扱っています。
特にアジア圏に強く、バンコク、クアラルンプール、ソウルなどでの宿泊検索時に上位に表示されやすい傾向があります。
旅行者が「とりあえずアゴダを開く」ような導線がすでに生活に根づいている点も、継続的に使われている背景のひとつです。



個人的にはBooking.comはトラブルが頻発していた印象だったよ。
アゴダが続けてこられた理由3:SEO対策と広告出稿が強力
さらにSNSやYouTube広告にも力を入れており、「認知拡大戦略」が徹底されています。
- Google広告:上位1〜2件目に表示
- SNS:Instagram・X・Facebook広告の多用
- 比較サイト連携:トリバゴ、カヤックなどにも出稿
知名度が高い=信頼できると誤認してしまう利用者も少なくないようです。



CMのリズムもいいし、耳障りも悪くないんだよね。
むしろ、いいイメージ…
アゴダが続けてこられた理由4:海外インバウンド需要に強い
星野リゾートのような宿泊施設でも「インバウンド集客のため、海外予約サイトの掲載はやむを得ない」と述べています。
特に以下のような国からの利用者が多く見られます。
利用国 | 理由 |
---|---|
韓国 | 日本旅行ブーム、アプリ認知度高 |
シンガポール | アゴダ本社がある |
フィリピン | 英語での対応が容易 |
そのため、ホテル側も完全には排除できず、「契約していないのに掲載される」ケースも後を絶たないようです。



契約していないのに掲載されるって、かなり悪質だよね。
アゴダが続けてこられた理由5:複雑な転売構造により責任の所在が曖昧
今回の最大の問題の一つが“転売構造”です。
アゴダに表示されているプランの中には、正規の宿泊施設ではなく、誰かが別サイトで予約した部屋をアゴダに転売している例もあるそうです。
よくあるトラブル構造
- Aが公式サイトで予約
- Bがアゴダにそれを転売
- Cがアゴダ経由で購入
- 宿泊施設には「A名義の予約」しか届かず、Cは泊まれない
このように誰が予約したのか・誰に代金が入っているのかが分かりにくいため、最終的な責任が不明瞭となり、アゴダ側の問題が表に出にくくなっているようです。



裏でこんなことが起こっているなんて、思いもしなかったんだけど…
アゴダが続けてこられた理由6:日本の法律が及ばない
アゴダは本社がシンガポールにあり、日本の観光庁の業務改善命令なども直接的には及びません。
菊地幸夫弁護士によれば、
「日本の旅行会社であれば観光庁の監督下にあり、トラブル時に行政指導ができるが、海外サイトにはその力が及ばない」
とのこと。
つまり、日本国内でトラブルが起きても、法的に強く対応することが難しいため、アゴダ側に大きなダメージが加わらず、継続が可能になっているようです。



今も何事もなかったかのように、サイト使えているもんね。
心臓が強い会社だね。
まとめ
アゴダがトラブルを抱えながらも続けてこられた理由は、価格の安さ、グローバル展開、広告戦略の巧みさ、法の網の外にいる点など、複合的な要因によるものでした。
今後は、利用者が減っていきそうですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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