ラーメンチェーン「天下一品」が、2025年6月末をもって首都圏の複数店舗を一斉に閉店することが話題になっています。

結構有名だったよね!どこに行ってもあるラーメン屋だったよ。
しかし、運営側からは明確な理由が発表されていません。そこで今回は、なぜ“理由が明かされないのか”という点に注目して調査してみました。
天下一品 閉店ラッシュの裏にある「理由非公開」の5つのワケ


ネットやSNS、報道をもとに調査したところ、閉店そのものではなく、「理由を明かさない」こと自体に疑問を持っている人が多いことが分かりました。その背景には、以下のような要因が考えられるようです。
1. フランチャイズ絡みの“内輪事情”があるから
フランチャイズ契約には複雑な条件や権利関係が絡むため、本部としても一律に「閉店の理由は○○です」とは公にしづらいようです。
たとえば、
内容 | 可能性 |
---|---|
契約終了による撤退 | 高い |
ロイヤリティ支払い問題 | 一部あり得る |
加盟店側の経営方針との不一致 | あり得る |
このような“加盟店側の判断”が含まれる場合、運営会社が一方的に説明するわけにはいかないケースもあるようです。
2. イメージダウンを避けるため
とはいえ、あえて「原材料費の高騰で撤退しました」「赤字でした」などと正直に言ってしまえば、ブランドイメージが傷つく可能性があります。
そのため、ネガティブな印象を避けて「あえて理由を公表しない」選択をしている可能性があると見られます。



経営が傾いていなそうだったのに、寂しいね。
3. 別ブランドへの“業態転換”が関係している?
同じフランチャイズ会社が別ブランドを展開している場合、以下のような戦略転換が行われていることがあります。
- 収益性が高い別業態への移行
- 原価率の低いつけ麺・定食スタイルへの転換
- 人手不足でも回せるオペレーション優先の店づくり
このような事情がある場合、「天下一品ブランドにとって不利になる情報」は伏せたくなるのも無理はありません。



有名だったから、注目度は高いよね。
4. 過去のトラブルを蒸し返されたくないから?
- 2014年:広告会社とのトラブルで民事訴訟に
- 2022年:アルバイトによる厨房での不適切動画投稿事件
こうした事例が過去にあることで、「閉店の理由を正直に出すと余計な詮索を呼ぶのでは?」と本部が警戒している可能性もありそうです。もちろん、今回の閉店と直接関係している証拠はありませんが、火種になりかねない話題は避けたいという心理が働いているのかもしれません。



今の時代、下手のことを口にしたらすぐにあーでもない、こーでもないって言われるもんね
5. 今後の「復活」戦略をにらんでいる?


これはあくまで推測ですが、「天下一品」は全国に熱狂的なファンを持つラーメンチェーンです。
そのため、一時的に不採算店舗を整理した後に、別の形で再展開する戦略を立てている可能性もあります。
もしそうならば、「閉店理由」をネガティブに発表してしまうと、将来の再出店時に響く恐れがあります。
- 人手不足解消後に再出店
- 地方に特化した新業態展開
- テイクアウト・通販にシフト
などのプランが水面下で進んでいるとすれば、なおさら現時点での詳細説明は避けたい、という判断も理解できます。



みんな理由を知りたくなっちゃうんだよね。
■閉店する天下一品店舗一覧(2025年6月30日)
2025年6月30日に閉店予定の一覧です。
店舗名 | 所在地 |
---|---|
渋谷店 | 東京都渋谷区 |
新宿西口店 | 東京都新宿区 |
池袋西口店 | 東京都豊島区 |
田町店 | 東京都港区 |
目黒店 | 東京都品川区 |
吉祥寺店 | 東京都武蔵野市 |
蒲田店 | 東京都大田区 |
川崎店 | 神奈川県川崎市 |
大船店 | 神奈川県鎌倉市 |
大宮東口店 | 埼玉県さいたま市 |
これらの店舗は、首都圏の天下一品34店舗中の約3割に相当し、いずれも人通りの多いターミナル駅近くに立地しています。
まとめ
天下一品が閉店理由を語らない理由について、調査しました。
- フランチャイズ契約やブランド戦略など、大人の事情が絡んでいるようです
- 閉店=経営不振ではなく、むしろ“再構築”の可能性もありそう
- 理由が不明だからこそ、ファンの注目はますます高まっています
天下一品がこのまま衰退していくとは考えにくく、むしろここからどう巻き返すのかが注目されるポイントです。復活の日を楽しみに待ちながら、いまは静かに“こってりロス”を受け止めましょう。



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